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パリの暴動
パリをはじめフランス各地で暴動が起きている。
どうやら、移民2世の若い人たちの仕業らしいが、なかなか、救いようの無い事態になってきたようだ。
私は、19のときと28のときに2度、パリには行った事があるが、そうとう階級社会であることが、よそ者の旅行者でも、わかった。パリの街のいたるところには、アラブ系と見られる女性が、真冬の路地で、子供を抱いて物乞いをしていたりする。今思えば、たいへん失礼なことだったかも知れないが、こんな真冬の、雪の降る中、子供を抱いて物乞いをするという想像力が、無かった若かった私は、抱いている子供が、本物かどうか、こっそり覗き込んでしまった記憶がある。
このとき、本物の子供を抱いていたことが、わかって驚愕したことを鮮明に覚えている。
とにかく、貧富の差が激しい街だということは、パリという大都市を、自らの足で歩けるだけ歩いて、体で感じていた。
そんな街で、有名ブランドを、買いあさっている日本人の姿を、横目で見て、たいへん複雑な心境になったことも、昨日のことのように思い出せる。
ちょうど、年代を照らし合わせると、その時に見た物乞いをしていた母親に抱かれていた子供たちの年代が、この暴動騒ぎを起こしている年代に一致する。
社会に鬱積した負のパワーというのが、こういった形で出てしまうのは、非常に残念なことだけれど、あの繁華街の中、小さな乳飲み子を抱えて物乞いをせざるおえなかった母親の心を深く刻んで育った子供たちが、やり場の無い怒りを、最悪の形で爆発してしまった彼らの思いを、遠くからではあるけれど、想像すると何ともいたたまれない。
日本も含め、自由や平等を、プラカードののように掲げている国は、たくさんあるが、その実態は、得てしてこういう結末を迎えている国は、少なからずある。
平等という名目のもと,実際は、特権階級をあみだしていこうとする本音とたてまえの政治構造は、西側民主主義各国には、腐るほど見受けられるのである。
問題は、弱者救済の理念が、根底に流れているのか、ここに疑問が持たれる。
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【2005/11/08 02:37】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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